イトウ先生のTips note【Photoshop CC 2018】被写体を選択

こんにちは、イマジカデジタルスケープの伊藤和博です。
今週は、Photoshop CC 2018、2018年1月アップデートの新機能から「被写体を選択」をご紹介します。
この機能は、現在の選択範囲をベースに画像の中にある「主題」をサーチし、その主題に対して自動的に選択範囲を作成する機能です。
何かの形状を選択する場合、ある程度の色差や明度差があればクイック選択ツールで選択可能ですが、この「被写体を選択」の機能は、クイック選択ツール以外でも、なげなわ、楕円などあらゆる選択ツールから、被写体を選択することが可能な優れものです。
機能的にはクイック選択ツールと焦点選択の機能を合体した機能のように思えますが、焦点選択が感覚的により使いやすくなった、と考えていただくといいかと思います。

●さっそくやってみよう!

まずは任意の選択系ツール(なげなわ、矩形、多角形などなんでもかまいません)で、画像の一部を選択しておきます。今回は、楕円形選択ツールで、顔の一部を選択します。

そのまま、選択範囲メニュー > 被写体を選択、を選択します。現在の選択範囲を破棄するかどうかを聞いてくるため、そのままOKすると、なんと、その選択範囲から読み取れる最寄りの被写体に選択範囲を拡張します。

オプションバーにある「選択とマスク」をクリックし、選択とマスクモードに入った後、表示モードを黒地の100%にすると、以下のようなクオリティで切り抜けているのがわかります。

あとは、この選択とマスクモード中に、クイック選択ツールでほんのわずかな細部の修正を行うだけです。

新規レイヤーとして書き出し、背面に黒地の平面レイヤーを配置すると以下のようになります。

ちなみに、クイック選択ツールと自動選択ツールを選択した場合は、そのツールのオプションとしてオプションバーに「被写体を選択」のボタンが表示されるためこのボタンからのアクセスが可能です。

なお、この機能は本来、焦点選択の機能強化版になるのかもしれませんが、例えば、フォーカスが甘い箇所を選択してこの機能を使用すると、自動的にフォーカスが当たっている箇所に選択範囲が移動します。

また、フォーカスが一様にほぼほぼ等しく、画像の中にいわゆる「主題」といえるものが判断しづらい画像の場合、複数の選択範囲を作成してしまいます。この場合は、この機能を使用した後で、必要な箇所だけを残すように編集する、という形になります。

画像の中にある同程度のフォーカスの箇所を、任意の選択範囲から自動で作成する、という機能がこの「被写体を選択」という機能になるかと思います。フォーカスが当たっている箇所への選択範囲の作成には、焦点選択よりも感覚的に使えて便利ですので、ぜひ使ってみてください。なお、焦点選択の機能は、過去ブログになりますが、「イトウ先生のTips note【Photoshop CC 2014】焦点選択と測定ガイド」を参考にしてみてください。


この記事を読んだ方にオススメの講座はこちら!

▼Photoshop CC 2015 の使い方・基本トレーニング
メインビジュアル:Photoshop CC 2015 の使い方・基本トレーニング

▼画像をきれいに編集する方法(この画像はなぜきれいなのか?)
メインビジュアル:画像をきれいに編集する方法(この画像はなぜきれいなのか?)


イトウ先生が、Twitterを始めました!みなさんもぜひ、フォローしてくださいね!
itoh_sensei

イトウ先生のTips noteアーカイブ【2016年~】

○AfterEffects CC 2015:顔のトラッキング
○AfterEffects CC 2015:タイムチューナー
○AfterEffects CC 2015:AIデータはレイヤーに分配で取り込む
○AfterEffects CC 2015:プレビューのコントロール
○AfterEffects CC 2015:スクリプト
○AfterEffects CC 2015:新しくなったMAXON CINEMA 4D Exporter
○AfterEffects CC 2015:マスクリファレンス
○AfterEffects CC 2015:スムーザー
○AfterEffects CC 2015:立体の旗を作る・1
○AfterEffects CC 2015:立体の旗を作る・2(CINEMA 4Dレンダラー)
○AfterEffects CC 2017:強化されたライブテキストテンプレート
○AfterEffects CC 2017:日付のトークン
○AfterEffects CC 2017:マーカーデュレーション
○AfterEffects CC 2017:他のレイヤーのエフェクトをプリコンポーズ無しで参照する
○AfterEffects CC 2017:拡張された平面フォルダ
○AfterEffects CC 2017:レイヤーのあるコンポジションに変換
○AfterEffects CC 2017:現在のフレームから静止画を作る
○AfterEffects CC 2017:最後のフレームでフリーズ
○AfterEffects CC 2017:サウンドの振幅を他のレイヤーで活用する、オーディオ振幅
○AfterEffects CC 2017:カンマ区切りの文字列をランダムに表示する
○AfterEffects CC 2017:CC Light Raysとトラッカー
○AfterEffects CC 2018:パスからヌルを作成
○AfterEffects CC 2018:モーショングラフィックステンプレート