イトウ先生のTips note【Premiere Pro CC 2015】インジェスト設定とプロキシ

Tipsnote-photo-2016013

こんにちは、イマジカデジタルスケープの伊藤和博です。
今週は、Premiere Pro CC 2015の6月アップデートから、「インジェスト設定」と「プロキシ」についてご紹介します。
インジェストとは、収録したメディアから編集用ストレージへ映像データを移動することそのものをいいますが、今回のアップデートで搭載されたPremiere Proでのインジェスト設定とは、プロジェクトパネルにビデオを取り込む際に、オリジナルのコピーを取り込むか、容量の軽いプロキシ(代理)ファイルを同時に作成して取り込むのか、など、取り込み時の設定を行って取り込むことが可能になった、というものになります。
最近は4K・5Kなどビデオのデータは巨大化してきており、パソコンのスペックがいくら高くてもスピードが追いつかなくなってきているため、高解像度のビデオは容量の軽いプロキシ(代理)ファイルを作成して編集し、最終的なレンダリングの際に高解像度を使用する、ということを行うことで、作業を効率化させることが可能になります。

●さっそくやってみよう!

まず、新規プロジェクトを作成すると、以下のように「インジェスト設定」というタブが新たに追加されているのがわかります。
この「インジェスト」というチェックボックスにチェックを入れるとインジェストが有効になり、設定した処理に応じてMedia Encoderが様々なバックグラウンド処理を併用してくれるようになります。

Prcc15_Pro003

コピーの場合は、プロジェクトパネルにビデオを取り込む際に、そのビデオのコピーをプロジェクトパネルに取り込みます。トランスコードは使用中のプリセットで取り込むことが可能です。
プロキシとは、代理、の意味で、現在のビデオからクオリティを落とした粗いビデオ=軽いビデオを作成し、そのプロキシを使って編集する、というものです。
重いビデオを使用する場合にはこのプロキシを作成することで効率よく作業を行うことが可能です。なお、プロキシの保存先はデフォルトではプロジェクトと同じ場所に保存されます。

また、この「インジェスト設定」は新規プロジェクトを変更した後でも変更が可能で、メディアブラウザーパネル左上のチェックボックスとスパナのアイコンで、ONOFFと再設定が可能です。

Prcc15_Pro004

●プロキシを作成して取り込む

「インジェスト設定」を「プロキシを作成」にして取り込むと、プロジェクトパネルにビデオを取り込むとすぐに、Media Encoderが自動的に起動し、プロキシを作成しにいきます。

Prcc15_Pro006

Premire Pro側で、プロキシができたかどうかを確認する場合は、プロジェクトパネルの各項目の上で右クリックし、メタデータの表示設定からプロキシを検索した後、プロキシの列に「追加」と表示されていれば、プロキシは作成されていることになります。

Prcc15_Pro009

●プロキシを確認する

プロキシの状態を確認するには、確認したいビデオをダブルクリックし、ソースモニターで確認します。今回のアップデートで「プロキシの切り替え」というボタンが追加されているため、ボタンエディタからパネルに追加しクリックで確認可能になっています。

Prcc15_Pro010

なお、プロキシの粗いビデオは最終レンダリングには使用されませんので、あくまでも編集中のみ使用する軽いビデオ、ということになります。

パソコンのスペックが高くないとビデオ編集はなかなか難しい部分もあるかと思いますが、このインジェスト設定でプロキシを作成して行えば、軽いビデオで効率よく編集ができるため、ぜひ最新版にアップデートして使ってみてください。

この記事を読んだ方にオススメの講座はこちら!

▼Premiere Pro CC 2014の使い方・基本トレーニング
メインビジュアル:Premiere Pro CC 2014の使い方・基本トレーニング


イトウ先生が、Twitterを始めました!みなさんもぜひ、フォローしてくださいね!
itoh_sensei

イトウ先生のTips noteアーカイブ【2016年~】

イトウ先生のTips note アーカイブ【2010年~】(別サイトに飛びます)

○消しゴムツールの活用
○ななめの画像をまっすぐにする方法
○自然な合成テクニック・角版
○自然な合成テクニック・切り抜き画像
○画像合成後の便利なショートカット
○調整レイヤー
○レイヤーパネルの不透明度と塗りについて
○不透明度のショートカット
○CS5新機能01:「コンテンツに応じる」機能
○CS5新機能02:絵筆ブラシと混合ブラシ
○CS5新機能03:人の記憶に近い画像・HDRについて
○CS5新機能04:パペットワープ
○CS5新機能05:3Dオブジェクトとアニメーション
○美しいモノクロ画像の作り方
○境界部分をきれいにカラー変更する方法
○Photoshop CS6 特集・その1(全3回)
○Photoshop CS6 特集・その2(全3回)
○Photoshop CS6 特集・その3(全3回)
○2つの画像の違いを調べる、差の絶対値
○Photoshop CS6だけで作るビデオ・その1
○Photoshop CS6だけで作るビデオ・その2
○Photoshop CS6だけで作るビデオ・その3
○CSSの読み込み(スウォッチカラー)と、 CSS書き出し(CSSをコピー)について
○条件付きアクション
○Photoshop CCの新機能
○Photoshop CCの新機能:Generator(ジェネレーター)
○PhotoshopをJavaScriptで操作するAdobe Extendscript Toolkit CC
○新しいスクリプトパターンと、リンクを配置について
○変数
○Photoshop CC 2014:「配置」と「パッケージ化」
○Photoshop CC 2014:焦点選択と測定ガイド
○Photoshop CC 2014:3Dプリント
○Photoshop CC 2014:CameraRaw 8.7
○Photoshop CC 2014:シェイプから新規ガイドを作成と、新規ガイドレイアウトを作成
○Photoshop CC 2014:PhotoshopとAfterEffectsで使える、カラールックアップテーブルの書き出し
○Photoshop CC 2015:アートボード
○Photoshop CC 2015:かすみを除去する
○CS5新機能01:ロトブラシ
○CS5新機能02:新しい便利なショートカット
○CS5 パペットアニメーションと、時間反転キーフレーム
○CS5 ビデオや画像の型抜きについて「トラックマットとステンシルアルファ」
○CS5 動画の動きを捕らえて、他のレイヤーに適用する「モーショントラック」
○CS5.5 ワープスタビライザー
○CS5.5 ブラー・互換・タイムコード
○CS5.5 「シャドウを落とす・受ける」機能
○CS5.5 エクスプレッション・その1
○CS5.5 エクスプレッション・その2
○CS5.5 エクスプレッション・その3
○CS6の新機能1:ベクトルレイヤーからシェイプを生成
○CS6の新機能2:3Dカメラトラック
○AfterEffects CCの新機能:ワープスタビライザーVFX
○AfterEffects CC・レンダリングの変更点
○AfterEffects CCの新機能:マスクをトラック
○AfterEffects CCの新機能:ピクセルモーションブラー
○AfterEffects CCエッジを調整ツール
○AfterEffects CC モーションスケッチ
○AfterEffects CC 2014:HTML5パネルSDK(その1)
○AfterEffects CC 2014:HTML5パネルSDK(その2)
○AfterEffects CC 2014:4KビデオのYouTubeへのアップロード
○AfterEffects CC 2014:相対的なプロパティリンクと一緒にコピー
○AfterEffects CC 2014:モーフィング
○AfterEffects CC 2014:画像やビデオ等からカラーを抽出し、他のレイヤーに適用するsampleImageメソッド
○AfterEffects CC 2014:監視フォルダーの使い方
○AfterEffects CC 2014:カラープロファイルの使い方
○AfterEffects CC 2015:顔のトラッキング
○AfterEffects CC 2015:タイムチューナー