イトウ先生のTips note【AfterEffects CC 2015】新しくなったMAXON CINEMA 4D Exporter

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こんにちは、イマジカデジタルスケープの伊藤和博です。
今週は、AfterEffects CC 2015 6月アップデートの新機能の中から、新しくなった「MAXON CINEMA 4D Exporter」をご紹介します。
AfterEffectsからCINEMA 4Dファイルへの書き出しを行う場合は、従来通りファイルメニュー > 書き出し、で行えますが、この書き出しそのもののオペレーションは同じものの書き出しの性能がアップしており、3Dレイヤーにしたテキストレイヤーや、シェイプレイヤーなど、何らかのアニメートを設定した場合、そのアニメートを維持したままCINEMA 4Dファイルに書き出すことが可能になりました。
CINEMA 4D Lite上でのアニメーション設定がよくわからない、という場合は、AfterEffects上で設定した上で持っていくと非常に便利かと思いますので、今回はその活用についてご紹介します。

●MAXON CINEMA 4D Exporter

まず、3Dレイヤーに変更したテキストに何らかのアニメーションを設定し、ファイルメニュー > 書き出し > MAXON CINEMA 4D Exporter、を選択します。

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今回のAfterEffects CC 2015 6月アップデート版では、3Dテキストレイヤーの場合、どのように書き出しを行うのかを設定して書き出せるようになりました。
Extrude Text as Shapes(上のラジオボタン)は「押し出したテキストをシェイプとして書き出す」の意味で、CINEMA 4Dのファイルに書き出した後、文字をシェイプとして書き出します。テキストを個別にアニメートするアニメータープロパティや、段落書式の体裁を維持したまま書き出す場合にはこの設定にしておきます。ただし、この設定を選択した場合は、CINEMA 4D Lite上でテキストを再入力するなどの編集は行えません。
Preserve Editable Text(下のラジオボタン)は、「編集可能なテキストを保持する」の意味で、書き出した後、CINEMA 4D Lite上でテキストの再入力や追加入力が行えるテキストとして書き出します。ただし、この設定はテキストのアニメータープロパティ、パスに沿ったテキスト、カーニング、トラッキング、縦書きなど設定は外れてしまいます。

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そもそも、レンダラーの設定はレイトレース3Dに設定しておくと、形状オプションのベベルのスタイル(凸型や凹型など)がCINEMA 4D Lite上でも反映されるため、テキストの境界部分の処理を行う場合はレイトレース3Dで行うといいでしょう。ただし、書き出し時の設定を「Extrude Text as Shapes」にした場合、押し出す深さ(3Dオブジェクトへの厚み)はCINEMA 4Dファイルへは反映されませんので、厚みをつける場合はCINEMA 4D Lite上のサーフェスで別途設定し直す必要があります。

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●CINEMA 4D Liteとのラウンドトリップ

今回は、以下のようなアニメーションを設定した3DテキストレイヤーをCINEMA 4Dファイルへ書き出します。

3Dテキストへのアニメーションの継承は「CINEMA 4D Lite側でも設定可能なアニメーションを継承できる」というのが、基本的な考え方です。CINEMA 4D Liteでは、3Dオブジェクトに対して【位置、スケール、回転】のアニメーションが設定可能であるため、これらのアニメーションは、AfterEffectsから継承できる、と考えるといいでしょう。
ただし、テキストキャラクタを個別にアニメートするアニメータープロパティに関しては「位置、スケール」のアニメータープロパティは問題ありませんが「回転」は意図した通りになりませんので注意しましょう。例えば映画【STARWARS】のオープニングでも使用されている、以下のようなアニメーションを作成します。

これをCINEMA 4Dに書き出すと以下のようになり、アニメーションそのものが違う動きになりますので、アニメータープロパティは「位置とスケール」であれば継承できる、と考えるといいでしょう。

先ほどの、上から落下してくるロゴをCINEMA 4D ファイルに書き出し、CINEMA 4D Liteで開いた後、カメラアングルを変更し、ロゴをBandに巻き付けると、以下のようにAfterEffects上でのいわゆる曲率を設定したのと同じ状態となります。

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今回は、文字の塗りと線に対して金属系のマテリアルを適用します。Createメニューから、質感の異なるMETALのマテリアルを2つ追加します。AfterEffectsで設定した塗りと線のカラーは、CINEMA 4D Lite上ではデフォルトのマテリアルとしてセットされているため、option【Alt】を押しながら、追加したMETALのマテリアルをそれぞれにドロップすると、既存の塗りと線のカラーを上書きすることが可能です。

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さらに、Infinite lightを追加し、そのライトにRottateのアニメーションを追加すると以下のようになります。

保存してAfterEffectsに取り込み、レンダリングしたものが以下のビデオになります。

ちなみに、元々はAfterEffectsで入力したテキストですので、線を設定した場合は「線の上に塗り」で作成するかと思います。この「線の上に塗り」で作成した3Dオブジェクトを、CINEMA 4D Lite上で裏側から見ると以下のようになります。

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なお、3Dシェイプレイヤーにアニメーションを設定した場合も、書き出す際のインターフェイスにはこれまでと違いありませんが、そのアニメーションを継承しCINEMA 4Dファイルへの書き出しが可能になっています。
CINEMA 4D上でのアニメーションの設定が難しい場合は、AfterEffects上でキーフレームを設定した上でCINEMA 4D Liteに持っていくといいでしょう。

AfterEffect上で作業した内容をCINEMA 4D Liteに持っていって編集した後、再度AfterEffectsに戻って編集する、というような、アプリケーション間での「往復の作業」のことを、この記事のタイトルでも使用していますが「ラウンドトリップ」といいます。
AfterEffectsに限らず、例えば、InDesignに貼った画像をPhotoshopで開いて編集し、再度InDesignに戻って更新を確認するのもInDesignとPhotoshop間でのラウンドトリップ、ということになります。
AfterEffects上で3Dを使用する場合、今回強化されたCINEMA 4D Liteとのラウンドトリップで非常に便利になっていますので、バージョンアップがまだの方はぜひバージョンアップしてみてください。


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