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6月13日(火)第20回モリサワ文字文化フォーラム「筆蝕と曲線」(モリサワ)

株式会社モリサワは、2017年6月13日(火)に、第20回モリサワ文字文化フォーラム「筆蝕と曲線」を開催する。

本会では現代芸術の最前線で創作活動を展開し、「書は筆蝕の芸術である」ことを解き明かし、書の構造と歴史を探求し続ける石川九楊氏による講演と、デザインワークや映像制作に従事するほか、ワークショップやパフォーマンスを通じて、言葉や文字の新たな知覚を探る大原大次郎氏による講演を行う。

プロフィール

石川 九楊(いしかわ きゅうよう)
1945年福井県生まれ、京都大学法学部卒業、書家。 戦後前衛書の水準をはるかに超えて、「言葉と書」の関係を生き生きと回復させ、音楽のような、デザインのような、はたまた建築のような、ふしぎで魅惑的な書を作りつづけている。他方、「〈書く〉ことは筆蝕することである」「書は筆蝕の芸術である」ことを解き明かし、評論家としても活躍。京都清華大学教授・文字文明研究所長を経て現在同大学客員教授。1990年『書の終焉 近代書史論』でサントリー学芸賞を受賞。1996年『中國書史』、2002年『日本書史』(毎日出版文化賞)、2009年『近代書史』(大佛次郎賞)の書史三部作を完成。2005年、日本橋三越、大丸京都店にて「石川九楊書の世界展」を開催。京都府文化功労賞、日本文化デザイン賞、京都新聞大賞文化学術賞、佐藤敬之輔賞も受賞。現在、『石川九楊著作集(全12巻)』(ミネルヴァ書房)を刊行中。本年7月、登録作品1,000点、著作刊行100点への到達を記念し、石川九楊の書の宇宙を広く紹介する「書だ!石川九楊展」を開催する。(上野の森美術館にて2017年7月5日(水)~7月30日(日))
大原 大次郎(おおはら だいじろう)
1978年神奈川県生まれ。グラフィックデザイナー。 2003年、武蔵野美術大学基礎デザイン学科を卒業後、タイポグラフィ、グラフィック、アートディレクションを中心に活動する工房「omomma」を設立。エディトリアル、CI、宣伝美術、パッケージデザイン等に従事するほか、展覧会やワークショップを通して、言葉や文字の新たな知覚を探るプロジェクトを多数展開する。近年のプロジェクトには、重力を主題としたモビールのタイポグラフィ「もじゅうりょく」、風景の中から文字の原型を探るフィールドワーク「文字採集」、スケートボードに彫られた文字を身体や環境要因によって変化させていく彫刻「文字に乗る」、写真家・ホンマタカシによる山岳写真と、登山家によるルート図を再構築したグラフィック連作「稜線」、音楽家・蓮沼執太とラッパー・イルリメと共に展開する、発声と書字のパフォーマン「TypogRAPy」、美学校での連続演習「デザインソングブックス」などがある。共著に俳句集『ハロー風景』。受賞にJAGDA 新人賞、東京TDC賞など。

開催概要

日程 6月13日(火)14時〜17時(13時30分開場)
費用 無料
定員 150名
会場 株式会社モリサワ 本社4階大ホール
大阪市浪速区敷津東2-6-25
申込方法 以下のURLより申込み
https://morisawa.eventcreate.net/event/1543
内容 第20回モリサワ文字文化フォーラム 筆蝕と曲線
 第一部 曲と線 大原 大次郎
 第二部 終わりなき「書」の表現世界 石川 九楊

リリース元
株式会社モリサワ
http://www.morisawa.co.jp/