画像をきれいに編集する方法(この画像はなぜきれいなのか?)
カラー画像の色補正や、コクのあるモノクロ画像の作り方を理解する!
画像をきれいに編集する方法(この画像はなぜきれいなのか?)
この講習では、主にプリントアウトを目的とした、カラー画像、モノクロ画像の色補正に関する様々なテクニックを学習します。画像の補正には順番があり、どのコマンドから先に行うかが概ね決まっています。現在の画像を分析し、どの部分に補正が必要なのかを判断し、画像のどのコマンドで補正するか、の方針を立て、必要な補正を順番に行っていきます。補色の理解抜きではカラー編集は行えないため、色に関する知識もあわせてご紹介します。また、モノクロ画像では、Photoshopの持っている様々な機能で、美しいモノクロ画像を作る方法を学習します。チャンネルに関する理解がより深まるトレーニングです。
受講のメリット
- 少人数制クラスによる、ハンズオンセミナーなので、大人数で受講するよりもより理解度を深めることができます。
- 教材費も込みでお得です。
- 講師は、Adobe 認定エキスパート。より詳しい技術の習得が可能です。
期待される効果
- 画像がきれいか汚いかを判断できるようになり、必要な箇所に必要な補正コマンドを入れて直すことができるようになります。
- 色や補色、編集技術を習得し、チャンネルを活用した画像合成、切り抜きテクニックを習得することができます。
- プロファイルの適用と埋め込み、プロファイル使用の判断など、プロファイルの使い方を習得できます。
- レイヤーマスクとベクトルマスクの違いを理解し、効果的な画像のクロップを作成することができます。
- イメージメニュー→モード→グレースケールではできない、美しいモノクロ画像の作り方を理解することができます。
教材
主教材:オリジナルテキスト
※主教材の代金は受講料に含まれております。
持ち物
- 受講票
- 筆記用具
※データの持ち帰りはできません
使用アプリケーション
- Adobe Photoshop CS6 EXTENDED(Adobe Creative Cloud)
使用端末
Macintosh(MacPro 2.66GHz Quad-Core Intel Xeon 4GBメモリ・600GBHD)
カリキュラム
画像を扱うにあたって必要となる知識
- プリント・DTPで扱う画像
- Webで扱う画像
- テレビ・ビデオで扱う画像に必要な知識
網点と網角度・√2について
- 256(ニゴロ)の意味
- 16で割り算する
- ピタゴラスの定理
- 120%程度までなら、画像は拡大しても劣化しない意味
画像の入力時における、トラブル事例とその対処
- 傷のついた原稿をスキャンする
- モアレとは
- デジタルカメラでの撮影時
レタッチに使うツール
- スタンプとコピーソース
- 修復ブラシ
- パッチツール
画像編集の前に
- 画像の補正を行う前にしておくこと
カラーモード(カラー)
- 各カラーモード
- 画像のビット数
カラーモード(モノクロ)
- RGBとsRGB
- CMYK
カラーマネージメントの仕組み
- Colorsync
- CIP4
画像補正の順番、方法、必要なコマンド
- 画像の解析
補色関係と色調補正
- RGBとCMYKの関係
Camera Raw
- 色収差補正
- ケラレ補正
配色について
- カラーハーモニー
トラッピングとオーバープリント
- ノセとヌキについて
- チョークトラップとスプレッドトラップ
- 色の明るさの確認(C100%とM100%はどちらが明るいかの判別方法)
チャンネルの活用方法
- 切り抜き
- 着色
- チャンネルの按分
- 2色画像の作り方
マスク
- Photoshopで使用できるマスク
- レイヤーマスク
- ベクトルマスク
- クイックマスク
きれいなモノクロ画像の作り方
- ダブルトーン
- チャンネル
他
講師
伊藤 和博
株式会社イマジカデジタルスケープ トレーニングチームディレクター
講師歴20年。講座開発数100以上。 総合商社のスクールでMac/Winを使ったDTP/Webトレーニングスクールの業務全般を担当。 大手PCメーカー、プリンターメーカー、化粧品メーカー、大手印刷会社、大手広告代理店、新聞社、大手玩具メーカー、大学、官公庁、団体などに向けたトレーニングなど幅広い企業の人材育成に携わる。 現在は、イマジカデジタルスケープにてAdobeCCを中心としたトレーニングの企画、講師を務める。Adobe認定エキスパート、JAGAT認定DTPエキスパート、アップルコンピュータ認定技術者、CIW JavaScript Specialist、CIW Web Design Specialist。
受講者へのメッセージ
このトレーニングでは、プリントアウトを前提とした、画像の色に関する知識や、編集テクニックを重点的に学習します。
使用目的に合わせた画像の用意、スキャニング時や撮影時のトラブル対処、各公式に基づく、入力解像度・出力線数・出力解像度の求め方、チャンネルの活用方法を学習します。
「チャンネルってどうやって使う?」
「何dpiで画像を入力すればいい?」
「画素と解像度はどうちがう?」
「ビット数が違うと画像の何が違う?」
「カラーバランスや色相・彩度のコマンドはどうやって使う?」
「C100%とM100%はどちらが明るい?」
など、画像の色・チャンネル・補正に関する根本的な部分を理解するトレーニングです。
このトレーニングは講義中心となり、Photoshopの予備知識として高度なテクニックは必要ありません。
レイヤーというものが何か?について理解があれば十分ですので、ふるってご参加ください。
オススメする対象者
- チャンネルや色調補正コマンドなど、普段なんとなく使っている機能や画像の仕組みをきちんと理解したい方
- レタッチを専門で行っている方で、画像の色や、チャンネル、補正の順番、仕組みを理解したい方
- モノクロ画像の編集加工を行う方、広報誌、広報紙、レポート等、モノクロの画像を使用する方
お申込み
この講座は、株式会社イマジカデジタルスケープが実施します。
お申込みや詳細の確認は下記URLから行って下さい。
http://training.dsp.co.jp/shopdetail/009000000010/