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イベント速報『page2017』 気になるブース紹介

本日2/8(水)から3日間に渡り池袋サンシャインシティで開催される「page2017」は、今年で30回目の開催を迎える印刷メディアビジネスの総合イベントです。

pageの見どころはたくさんあるので公式サイトをご覧いただくとして、この記事では実際に会場を見学して気になったブースをいくつか、掲載の許可を頂けましたのでご紹介します。

pageといえば印刷機器メーカーの展示会、というイメージを強く持たれている方も多いかと思いますが、デザイナー層の方に身近なブースが実はたくさんあります。

たとえば各種フォントメーカーのブースでは、最新の書体の紹介があるのはもちろんですが、書体見本の冊子を入手出来たり、直接メーカーの方のお話が聞けるので、お得な購入情報などもいち早く知ることができます。

ダイナコムウェア

こちらは「ダイナコムウェア」さんのブースです。
写真の右側の「金剛黒体(こんごうこくたい)」は、先日情報が初公開されたばかりの新書体です。

表示文字の小サイズ化が進むデジタル時代において、また高齢化が進む現代社会における平均的な視力の低下や障害といった観点からも、あらゆるコンテンツにおいて視認性・可読性に優れる読みやすいゴシック体はこれから先、ますます必要となります。 「金剛黒体」は、そういった時世の背景を受けて液晶画面に適したフォントとして開発されました。

—–公式サイトより

こういった新情報の実物を目にする事ができたり、直接メーカーの方の解説を受けられるのは展示会ならではの大きなメリットですね。

ブースでは、名刺交換をするとなんとダイナフォントを使用したオリジナルのマスキングテープやノート、クリアファイルなどがセットになった豪華なノベルティももらえます。

長井紙業

さらに、会場には紙のメーカーの出展もあります。
商業印刷だけでなく、創作活動や個人出版でもお世話になる方が多くいらっしゃるかと思います。

こちら「長井紙業」さんは、和紙を使用した「和紙ファイル」で有名ですね。
ブースを訪問するとこの和紙ファイルのサンプルや、「デザインのひきだし」にも綴じ込みで掲載された和紙のサンプルを手に取る事が出来ます。和紙そのものの上品な風合いはもちろんのこと、加工やデザインがオシャレでついついどれも貰いたくなりますね。

パピルプラス

またこちらは東京洋紙協同組合さんのブランド、「パピルプラス」のブースです。
『紙の美術館:セレクト14~製品ごとの印刷効果の特性』と題して、14種類の紙の印刷見本をズラっと展示しています。もちろんブースではサンプルも用意されているので、持ち帰ってゆっくり紙の選定もできます。

上の写真は実際に展示されている印刷見本です。写真で見ると違いがあまり無いようにも見えますが、実物は紙の種類によって写真の印象がガラっと違って見えるんです。
特に最近の一番人気は、「モンテシオン」という紙種。嵩高の微塗工紙で、白さを押さえたやや黄色みがかった紙色で、展示の中ではモノクロの写真と相性が良いように見えました。これらの紙は実際にブースで見比べてみるのをおすすめします。

業界誌コーナー

業界誌コーナー内のボーンデジタルブースでは、『DTP&印刷スーパーしくみ事典2017』の先行販売も行っています。

「page2017」は2/10(金)までの開催となります。
じっくり見学するとかなりボリュームのあるイベントですが、ぜひ足を運んでみて下さいね。


page2017  公式サイト
http://www.page.jagat.or.jp/