編集者のためのなんちゃってIndesign第1回〜表組みはじめましての巻き〜

皆さんどーもこんにちは。書籍編集&デザログ編集の担当Kです。
今回、原稿の進捗等々の諸事情により吉田流!アニメエフェクト作画』の組版を自分でやることになりました、というかやっておりました。
編集者ががっつり組版をやるようなことは稀だと思いますが、組版さんやデザイナーさんに作ってもらったIndesignデータの一部を修正したいということもあると思います。というわけで(それほど詳しいわけでもないので)超入門向けに覚えておくと便利なIndesignの使い方をお届けしたいと思います。

第1回目は表組みについてです。
今までは表組み内の文字を修正する程度でした。しかし!今回がっつり原稿に表組みが入ってきたのでおそるおそる触ることになったのです。覚えたてほかほかの、これくらいはプロでなくても覚えておいていいかも?というExcelレベルの表組みカスタマイズを紹介します。

今回の書籍制作にあたりBスプラウトのNさんに教えていただきました。誠にありがとうございました!

※編集者でIndesignデータを修正したい方へ
PCに使用するフォントが入っていないと印刷用に書き出せないので自分で修正してもあまり意味がありません。商業印刷物で使用される日本語(和文フォント)は有償のフォントです。モリサワLETSなどがその代表格で、デザイナーさんや組版さんが本文書体に使うのはたいていこの2つ。商業出版で組版を行うなら必ず有償フォントが必要になります。さらに有償の欧文フォントも必要になることが多いです。ちなみに商業漫画も同様です。
フォントが入っていないPCで修正などを行う場合は、くれぐれもフォントを置き換えて保存しないように注意しましょう。昔々このフォント置き換えにより大問題になっていたことを(横目で)見ていたことがあります。
フォントガレージ(フォント購入サイト)

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◆おしながき
01. 表の作成
02. 行または列の追加
03. 行または列の削除
04. 行または列の選択
05. 表全体の選択
06. セルの選択
07. セルの結合
08. セルの分割
09. セルの線の太さの変更
10. セルの背景や線のカラーの変更
11. 表の線の太さの変更
12. 表とテキストフレームの大きさを合わせる

 


01. 表の作成


(1)Indesignには表メニューなるものが用意されています。メニューバーの【表】をクリックすると、表を作るためのさまざまなメニューが表示されます。ところが、いざ表を作ろうと思って【表】→【表を挿入】をクリックしても、メニューが選択できない?!という状況になっています。
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(2)表は画像の配置と仕組みが似ていて、フレーム内に画像が入るのと同じく、テキストフレーム内に表が入る仕組みになっています。表を入れるためのテキストフレームが必要です。まずは【文字ツール】で適当なサイズのテキストフレームを作成しましょう。
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(3)テキストフレームを作成して文字を入力できる状態にしたら、メニューバーの【表】→【表を挿入】をクリックします。今度はメニューを選択できる状態になってるはずです。
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(4)表示されたダイアログで表の設定を行います。後でも変更できますので、とりあえず適当な表を作成しておきます。

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(5)表が作成されました。

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02. 行または列の追加


(1)続いて表をカスタマイズしていきます。表はテキスト入力できる状態になっていないと操作できません。表を扱うときは常に【文字ツール】にする、これが鉄則です。気がつくと【選択ツール】を選択していることが多いので要注意です!(担当だけ?!)

行または列を追加するときは、目的のまたは任意のセルを一つクリックし、メニューバーの【表】→【挿入】→【行】または【列】をクリックします。

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(2)表示されたダイアログで条件を入力します。

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(3)行または列が追加されました。

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03. 行または列の削除


(1)行または列を削除するときは、目的の行または列の任意のセルを一つクリックしたら、メニューバーの【表】→【削除】→【行】または【列】をクリックします。ちなみに、このメニューで【表】を選択すると、テキストフレームを残したまま表全体を削除できます。

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(2)行または列が削除されました。

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04. 行または列の選択


(1)行または列を選択するときは、マウスカーソルを表の左端または上端に持っていくと、矢印に切り替わります。矢印が表示されているときにクリックすると、その行または列を選択できます。

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(2)行または列が選択されました。

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05. 表全体の選択


表全体を選択するときは、マウスカーソルを表の左上に持っていくと、斜めの矢印に切り替わります。矢印が表示されているときにクリックすると、表全体を選択できます。

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06. セルの選択


セルを選択するときは、セル内の端から端までドラッグすれば選択できます。少しコツがあるので、上手く選択できないときはメニューバーの【表】→【選択】→【セル】から行いましょう。
また、セルの選択時に、セルの幅をいじってしまうことがあるので組版時は注意しましょう。

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07. セルの結合


(1)結合するセルをすべて選択します。

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(2)メニューバーの【表】→【選択】→【セルの結合】から行いましょう。右クリックメニューからも選択できます。

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(3)セルが結合されました。

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08. セルの分割


目的のセルを選択し、メニューバーの【表】→【セルを縦に分割】【セルを横に分割】から行いましょう。結合したセルをもとの状態に分割するときは【セルを結合しない】を選択します。これらは右クリックメニューからも選択できます。

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09. セルの線の太さの変更


(1)目的のセルを選択したら、オプションバーで太さを変更する線の部分(上/下/左/右/中央縦/中央横)を指定します。線上をクリックすると、選択/選択解除が切り替えできます。線の色が青いときは選択している状態、グレーのときは選択していない状態です。
最初は全部の線が選択されている状態になっていると思います。また、複数のセルを選択している場合は、セルとセルの間の中央の線も選択するか否か決めましょう。

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(2)ここではセルの下の線だけを選択しました。

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(3)目的の線を指定したら、オプションバーの【線幅】で数値を変更します。これは通常のパスの【線幅】の変更と同じ操作です。線パネルでも変更できます。

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(4)線の太さが変更されました。メニューバーの【表】または表パネルのパネルオプションメニューを開き、【セルの属性】→【罫線と塗り】をクリックして表示されるダイアログでも変更できます。

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10. セルの背景や線のカラーの変更


(1)目的のセルを選択します。

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(2)オプションバーで【塗り】【線】のカラーを変更します。これも通常の【塗り】【線】のカラーの変更と同じ操作です。カラーパネルやスウォッチパネルでも変更できます。

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(3)色が変更されました。

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11. 表の線の太さの変更



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表をカコミむ四方の線の太さを変更するときは、表全体を選択します。

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(2)オプションバーの【線幅】で数値を変更します。ちなみに、表全体のカラーを変えるときは、セルのカラーを変えるときと同じ操作です。

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(3)線の太さと色が変更されました。

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12. 表とテキストフレームの大きさを合わせる


(1)テキストフレームと表は別ものですから、テキストフレームが小さすぎて表の一部が隠れてしまったり、フレームが大きすぎて邪魔だったりすることは良くあると思います。表の大きさと、テキストフレームの大きさが合っていない!という場合に、大きさを揃える方法です。まずは【選択ツール】に切り替えます。

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(2)表が入ったテキストフレームを選択し、オプションバーの【フレームを内容に合わせる】をクリックします。

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(3)ぴったりサイズが合いました。画像でも、テキストでも、表でも、フレーム内のオブジェクトとフレームの大きさを一致させたいときは【フレームを内容に合わせる】を使います。

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その他の細かいカスタマイズは、セルを選択してオブションバーで行う、もしくは表パネルなどで行うことができます。

以上、Indesign表組み超・入門でした。

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編集者のためのなんちゃってIndesign第2回〜目次・索引のタブ設定の巻き〜
編集者のためのなんちゃってIndesign第3回〜見出しと柱のテキストを連動させるの巻き〜