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【10月3日まで開催中】日本デザインコミッティー2016年度企画展「伝統の未来 The Future of Japanese Tradition」

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2016年9月28日(水)〜10月3日(月)銀座松屋のイベントスペースにて『伝統の未来 The Future of Japanese Tradition』が開催される。
本イベントは、未来資源としての日本の伝統を見つめ直すをコンセプトとして2016年1月からデザインギャラリー1953で開催されてきた企画展『伝統の未来│01│〜│08│』に、新たに金属陶磁器染織竹工芸のテーマを加えた企画展となっている。

◎「伝統の未来」│01│〜│08│
│01│木工「針葉樹の可能性」
│02│日本酒「10人のグラフィックデザイナーによる日本酒ポスター展」
│03│会津「めぐみある風景 ─ 会津木綿・会津漆器」
│04│建築「風呂の中のモダン」
│05│和紙「和紙の森めぐり」
│06│漆「漆+素材=性能」
│07│旅館「もてなしのかたち」
│08│刃物「刃物のカタチ」

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各展示は、機能性と美しさを兼ね備えたデザイン=設計が、どういった歴史を経て“今”に至ったのか、そしてこれからデザインにできること、すべきことは何かという温故知新とも言うべき内容になっている。職人がつないできた工夫と知恵を、デザインと小さなテクノロジーの未来を、日本人の日常と生活を顧みる良い機会となるだろう。

また、会期中にはトークショーも開催される。グラフィックデザイン部門は10月1日(土)に、服部一成氏、仲條正義氏が登壇の予定。
ちなみに、9月28日(水)の「旅館」のトークショーでは、「そこにしかないもの」「そこだと分かるもの」を提供し、「広告」や「販促」ではなく「発見される価値をどうやって作っていくか」が課題であり、それにはお客さんに媚びすぎずに、筋が通っていることも固有の価値につながるという話が出ていた。
立ち見が出るほど盛況となっていたので、もしトークショーに興味があるなら早めの到着がおすすめだ。

詳しくは「伝統の未来」告知サイトにて。

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■企画監修
木工:三谷龍二 竹工芸:原 研哉 金工:川上元美 日本酒:松永 真 漆器:小泉 誠 刃物:柴田文江 和紙:佐藤晃一 陶磁器:小泉 誠 染織:須藤玲子 建築:隈 研吾 旅館:永井一史

■トークショー
2016年9月28日│水│
15:30〜16:30 テーマ:針葉樹 三谷龍二|川合 優、前田大作
17:00〜18:00 テーマ:旅館 原 研哉|佐藤和志、田島悦子、中道幸子

2016年9月30日│金│
18:00〜19:00 テーマ:漆 小泉 誠|桐本泰一

2016年10月1日│土│
15:30〜16:30 テーマ:刃物 柴田文江|三条市
17:00〜18:00 テーマ:日本酒 服部一成|仲條正義

2016年10月2日│日│
14:00〜15:00 テーマ:古灯器 原 研哉|面出 薫
15:30〜16:30 テーマ:旅館と金工 川上元美|永井一史
17:00〜18:00 テーマ:伝統の未来 原 研哉|田川欣哉

開催概要

イベント 日本デザインコミッティー2016年度企画展「伝統の未来 The Future of Japanese Tradition」
期間 2016年9月28日(水)- 10月3日(月)
時間 10:00 - 20:00(初日は18:00閉場/最終日は17:00閉場)
休館 会期中無休
入場料 一般:800円/高校生・大学生:600円(中学生以下無料)
会場 松屋銀座8階・イベントスクエア
主催 日本デザインコミッティー