Adobe CC 実験室

Adobe Capture CCのカラー機能を使ってみた

「Adobe CC 実験室」とは…
コンピュータ、モバイル、クラウドにも展開するAdobe CCのさまざまなツールを、実際に使ってみてレポートします。

今回はiPhone、Android アプリとして提供されている「Adobe Capture CC」の機能の一つ、カラーテーマを試してみました。

ちなみに、Adobe公式の紹介文を引用すると、このような説明がされています。

Captureの機能を体験
気になるものを発見したら、すぐにモバイルデバイスで撮影しましょう。写真からカラーを抽出したり、トレースしてベクトルシェイプに変換したり、ユニークなパターンやブラシを作成したり、それらはPhotoshop、Illustrator、Comp、Sketchなどのアプリですぐに使用できます。

 

うーん、気になるものね…やってみました!

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私が通勤に使っている、都営地下鉄 新宿線です!

緑がテーマカラーなだけに、その色をしっかり拾ってくれました。
カメラで写されているリアルタイムのグラフィックから、5つのカラーを拾い出すしくみとなっています。

画面をタップするとその瞬間の絵が一時停止されて、ピッカーを指で動かし、色みの位置を移動させることもできるので、希望する色を選択できます。

 

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好みの色を選び、できあがったカラーテーマがこちら。ちょっとシックな雰囲気に、まとまりました。

 

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それぞれの色は、RGB値、HEX値(Webで使われる16進数のカラーコード)を参照できます。

 

 

そして、Adobe CCならではの機能ですね。これがそのまま、Illustratorで読み込めるのです。

特に何も同期の操作をしていません。Illustratorを開き、Colorテーマのパネルを開くと、さきほど作成したテーマが参照できました。

 

スクリーンショット 2016-07-12 18.41.41

適当に新規作成したドキュメントで、四角形を置きました。

スクリーンショット 2016-07-12 18.42.42

ごく普通に、カラー設定値として利用ができました。

 

あっという間にカラー値を取ることができて、まとまったパターンとして保存も可能なこの機能。

日々のくらしの中で「いい色みだな」と思ったら、とりあえずパターン化しておくという行為が可能となります。配色パターンの引き出しを、スマフォで作っていけるわけですね。

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例えばこの配色、危険な感じがします。

 

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元になっているのはこの写真でした。意味とカラーの関係性を考えるにも、使えそうですね。

 

Adobe Capture CC
こちらからダウンロードが可能です。CCユーザーの方は、ぜひお試しになってみてください。