サインコサインデザインカデン?

zatuwa_img※記事タイトルに意味はありません。

2016年1回目の無印良品週間の告知がありましたので、ここで無印良品を含むデザイン家電3社をご紹介したいと思います。
※無印良品週間:2016年3月11日(金)〜4月4日(月)

無印良品
プラスマイナスゼロ
バルミューダ

日本では、90年代に春を謳歌した家電メーカーが苦境に立たされています。
生活に必要なものは行き届き、機能つまり便利さで勝負するのが難しいとされ、「デザイン家電」というジャンルが出てきて久しいですが、実際は「おおっ!」「コレは!」と思えるような家電はほとんど出てこなかったような気がします(見落としていたらゴメンなさい)。
特に大手メーカーが出す製品には、頑張ってる感じは漂うけれど、ちょっと違うなという違和感が残る「無難なもの」が多いような気がします……(上から目線で失礼!)

デザインの善し悪しは、最後は個人の好みに左右されるので、デザインで勝負するということは、大きな賭に出るということでもあります。
ということは、デザインするデザイナーはもちろんのこと、エンジニアや決定権を持つ人も、良いデザインを見る目を持っていなければ、良いデザインのプロダクトは生まれてこないということです。

ところが、日本の高校までの教育の中では、デザイン的なものの見方を学ぶ機会がほとんどありません。日本でデザインを学べるところは、美大予備校、美大・芸大/専門学校、そしてデザインの現場です。
多くの人が通ってきた道には、デザインの考え方に触れるタイミングがない。いつまで経ってもデザイン優先の製品が生まれてこないのは、この辺りに一つ大きな理由があるのではないでしょうか。

というわけで、そもそも日本人はデザインに対する感度が低めですから、デザインを多数決で決めようとするものなら、多くの場合、優れたデザインは選ばれないでしょう。本当に残念なことです。

さて、プロダクト分野については、とんと疎い編集担当ですが、3社の製品を眺めながらいわゆる「デザイン家電」として優れている共通点は何かを考えてみました。それが以下の6つです。
※ちなみに、編集担当は3社の製品を使っています。

(1)フォルムが美しい
(2)シンプルである
(3)いつ見てもイイと思える、アキがこない
(4)他のものと調和する
(5)ユーザー(購入者)の色に染まるたたずまいを秘めている
(6)穏やかである

(1)〜(3)は、グラフィックデザインにも共通している部分ですね。ジャンル問わず、デザインの基本ではないでしょうか。
削ぎ落とすだけがデザインではないでしょうけれど、削ぎ落とせるのはデザインの力だと思います。

(4)と(5)は、プロダクトデザインや空間デザインで、特に重要ではないかと思います。身近にある物を選ぶときは、それ単体では考えないので。デザインで決断させるには、製品が主役ではなく、使う人が自分に合うと思える余地を製品から感じ取れることが必要のような気がします。(この辺りは無印良品が得意そうですね……)

(6)は、時代的にそういうニオイがするなと思う部分です。ピリピリ、セコセコ、イソイソ、カツカツした余裕のない空気が、日本中に漂っていると感じませんか? そんな時代だからこそ長く使うものは、見ていて落ち着くようなデザインが求められているような気がします。

皆さんはどう思いますか?
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