イトウ先生のTips note【AfterEffects Beta版】プロパティパネル


こんにちは、イマジカデジタルスケープの伊藤和博です。
今回はAfterEffects Beta版から開発中の機能で、「プロパティパネル」をご紹介します。

IllustratorやPhotoshopなど、主要なアプリケーションではすでに搭載されているプロパティパネルですが、AfterEffectsでもついにプロパティパネルの搭載が開発進行中となっています。

ご存知の通り、プロパティパネルは現在選択中のレイヤーやオブジェクトに最も関連すると思われるものだけをいいとこ取りで表示するパネルで、アプリケーション操作に慣れていればいるほど重宝するパネルとなりますが、プロパティパネルが搭載されたからといってタイムラインパネルの使用頻度が減るか、というとそういったことはなく、あくまでも現在選択中のレイヤーやオブジェクトに関連する主要なプロパティにアクセスするために便利なパネルとして機能することになりそうです。

未だ開発中となりますので今後改善する部分もあるかと思いますが、現時点でのプロパティパネルをご紹介したいと思います。

●さっそくやってみよう!

現時点でのプロパティパネルの表示は、どのワークスペースを選択した場合でも、パネルグループの先頭にデフォルトで表示されるように設計されているようで、標準レイアウトですとオーディオや情報パネルとグループになるように設定されています。

新規プロジェクトや新規コンポジションを作成しただけではプロパティパネルには何も表示されず、何らかのレイヤーを選択することで、そのレイヤーに関するプロパティを表示するようになっているようですので、レイヤーの種類ごとに表示内容を見ていきます。

●平面・テキスト

平面レイヤーを選択している場合は、トランスフォームのみを表示します。何らかのエフェクトが適用されていても、エフェクトに関するプロパティは表示されず、あくまでトランスフォームのみ表示します。なお、プロパティパネルに表示された各トランスフォームをダブルクリックすると、タイムラインパネル上の該当するトランスフォームが展開し、表示されるようになっています。

3Dレイヤーに変更した場合も、Z軸まで含めたトランスフォームのみを表示し、各次元分割されたトランスフォームも、ダブルクリックすると単体で表示することが可能になります。

テキストレイヤーも平面と同様になります。

また、複数のレイヤーを同時に選択した場合は、選択しているレイヤー同士で共通している部分のトランスフォームのみを数値で表示し、それぞれに数値が異なるトランスフォームはハイフンを表示しす。ハイフンで表示されている箇所も含め、プロパティパネルの各数値の上を左右にスクラブすると、数値変更が可能です。

●ビデオ・画像・アニメ・調整レイヤー・コンポジション

ビデオ、画像、アニメーションの各レイヤーと調整レイヤー、コンポジションも、平面やテキストと同様にトランスフォームを表示します。

●サウンド・ヌルオブジェクト

サウンドは可視化できませんが、現時点では何から値を引っ張っているのか不明ですがトランスフォームを表示するようです。これはおそらく将来的にはオーディオレベルが表示されるように修正されるのでは?と思います。またサウンドと同じように可視化できないヌルオブジェクトは、トランスフォームを表示します。

●カメラ・ライト

カメラレイヤーとライトレイヤーもトランスフォームを表示します(アンカーポイントは、カメラとライトでは目標点)。

●シェイプ

現時点で非常に扱いやすいのがシェイプレイヤーで、単体のシェイプレイヤーの場合はトランスフォームを表示するのみですが、合成シェイプがある場合は、各合成シェイプの名前をダブルクリックすると、その合成シェイプに直接アクセスし、コンテンツを展開します。

また、シェイプをグループ化している場合も、グループ内の個別のシェイプをダブルクリックすることで、個別の合成シェイプにダイレクトでアクセスすることが可能になります。

現時点では開発中のため、サウンドレイヤーなどのトランスフォーム表示等は今後改善されていくことになるかと思いますが、特筆すべきはシェイプレイヤーの操作のしやすさ、になります。タイムラインパネルをコツコツ展開し、目的のシェイプに到達するのではなく、プロパティパネルで目的の合成シェイプをダブルクリックだけで、タイムラインパネルが自動で展開することで非常に素早いアクセスが可能になりますので、インフォグラフィックなどシェイプを使用したアニメーション制作されている方はぜひ使ってみてください。


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イトウ先生のTips noteアーカイブ【2016年~】

○Illustrator CC 2015:シェイパーツール
○Illustrator CC 2015:ダイナミックシンボル
○Illustrator CC 2015:画像に書き出し・アセットの書き出し
○Illustrator CC 2017:サンプルテキストと異体字のコンテキスト表示
○Illustrator CC 2017:画像の切り抜き
○Illustrator CC 2018:バリアブルフォント
○Illustrator CC 2018:パペットワープ
○Illustrator CC 2018:変数パネルを使用したデータ結合・1
○Illustrator CC 2018:変数パネルを使用したデータ結合・2
○Illustrator CC 2018:テキストのデザインセット
○Illustrator CC 2018:新しくなったアートボード操作
○Illustrator CC 2019:フリーグラデーション
○Illustrator CC 2019:コンテンツに応じた切り抜き
○Illustrator CC 2019:グローバル編集
○Illustrator CC 2019:トリミング表示とプレゼンテーションモード
○Illustrator 2020:自動スペルチェック
○Illustrator 2020:カスタムツールバー
○Illustrator 2020:100倍のカンバスサイズ
○Illustrator 2020:カンバス上のオブジェクトのロック解除
○Illustrator 2020:グリフにスナップ・整列と、フォントの高さ設定
○Illustrator 2021:オブジェクトを再配色・カラーテーマピッカー
○Illustrator 2021:リピートアートワーク
○Illustrator 2021:角度ガイドにスナップの向上
○Illustrator 2021:日本語のグリフにスナップ
○Illustrator Beta版:回転ビューツール
○Illustrator 2021:書式なしでペースト
○Illustrator Beta版:3D・マテリアル
○Illustrator Beta版:コメントパネル
○Illustrator 2022:共通のテキストを選択
○Photoshop CC 2015:アートボード
○Photoshop CC 2015:かすみを除去する
○Photoshop CC 2015:クイック書き出し
○Photoshop CC 2015:遠近法ワープ
○Photoshop CC 2015:顔立ちを調整
○Photoshop CC 2015:切り抜きのコンテンツに応じた塗りつぶし
○Photoshop CC 2015:マッチフォント
○Photoshop CC 2017:OpentypeSVGフォント
○Photoshop CC 2018:対称ペイント
○Photoshop CC 2018:被写体を選択
○Photoshop CC 2018:球パノラマ編集
○Photoshop CC 2018:曲線ペンツール
○Photoshop CC 2018:範囲マスク
○Photoshop CC 2019:フレームレイヤー
○Photoshop 2020:オブジェクト選択ツール
○Photoshop 2020:新しくなったワープ
○Photoshop 2020:新しくなった属性パネル
○Photoshop 2020:コンテンツに応じた塗りつぶし(全レイヤー対象)
○Photoshop 2020:パノラマのエッジを塗りつぶす
○Photoshop 2020:シャドウ・ハイライト
○Photoshop 2020:コンテンツに応じた被写体を選択
○Photoshop 2020:CameraRaw12.3
○Photoshop 2020:フォントの自動アクティベーション
○Photoshop 2020:回転可能なパターンの追加
○Photoshop 2021:空を置き換え
○Photoshop 2021:ニューラルフィルター
○Photoshop 2021:コンテンツに応じたトレースツール
○Photoshop 2021:シェイプの強化されたプロパティ・三角形ツール
○Photoshop 2021:改善されたニューラルフィルター
○Photoshop 2021:分割ワープグリッド内の変形
○Photoshop 2021:他の空を取得
○Photoshop 2022:オブジェクトファインダー
○Photoshop 2022:AIデータをレイヤーとしてペースト
○Photoshop 2022:風景ミキサー
○Photoshop 2022:調和
○AfterEffects CC 2015:顔のトラッキング
○AfterEffects CC 2015:タイムチューナー
○AfterEffects CC 2015:AIデータはレイヤーに分配で取り込む
○AfterEffects CC 2015:プレビューのコントロール
○AfterEffects CC 2015:スクリプト
○AfterEffects CC 2015:新しくなったMAXON CINEMA 4D Exporter
○AfterEffects CC 2015:マスクリファレンス
○AfterEffects CC 2015:スムーザー
○AfterEffects CC 2015:立体の旗を作る・1
○AfterEffects CC 2015:立体の旗を作る・2(CINEMA 4Dレンダラー)
○AfterEffects CC 2017:強化されたライブテキストテンプレート
○AfterEffects CC 2017:日付のトークン
○AfterEffects CC 2017:マーカーデュレーション
○AfterEffects CC 2017:他のレイヤーのエフェクトをプリコンポーズ無しで参照する
○AfterEffects CC 2017:拡張された平面フォルダ
○AfterEffects CC 2017:レイヤーのあるコンポジションに変換
○AfterEffects CC 2017:現在のフレームから静止画を作る
○AfterEffects CC 2017:最後のフレームでフリーズ
○AfterEffects CC 2017:サウンドの振幅を他のレイヤーで活用する、オーディオ振幅
○AfterEffects CC 2017:カンマ区切りの文字列をランダムに表示する
○AfterEffects CC 2017:CC Light Raysとトラッカー
○AfterEffects CC 2018:パスからヌルを作成
○AfterEffects CC 2018:モーショングラフィックステンプレート
○AfterEffects CC 2018:マスタープロパティ
○AfterEffects CC 2018:プロパティリンクのピックウィップ
○AfterEffects CC 2019:レスポンシブデザインー時間
○AfterEffects CC 2019:パペットベンドピン
○AfterEffects CC 2019:Mocha AE CC プラグイン
○AfterEffects CC 2019:Animate CC FLAファイルの読み込み
○AfterEffects CC 2019:コンテンツに応じた塗りつぶし
○AfterEffects CC 2019:トレイル(オニオンスキン)
○AfterEffects CC 2019:スネークケースとキャメルケース
○AfterEffects CC 2019:エクスプレッションを使った点灯・点滅
○AfterEffects 2020:エクスプレッション・text
○AfterEffects 2020:テーパー・波
○AfterEffects 2021:モーショングラフィックステンプレート内のメディアの置き換え
○AfterEffects 2021:リアルタイム3Dドラフトプレビュー
○AfterEffects Beta版:マルチフレームレンダリング
○AfterEffects Beta版:プロパティパネル
○Premiere Pro CC 2015:Lumetri
○Premiere Pro CC 2015:デュレーションの補間方法
○Premiere Pro CC 2015:Liveテキストテンプレート
○Premiere Pro CC 2015:インジェスト設定とプロキシ
○Premiere Pro CC 2015:オープンキャプション(字幕)
○Premiere Pro CC 2017:VRワークフロー・その1
○Premiere Pro CC 2017:VRワークフロー・その2
○Premiere Pro CC 2017:グラフィッククリップとエッセンシャルグラフィックスパネル
○Premiere Pro CC 2017:キーボードショートカット
○Premiere Pro CC 2018:レスポンシブデザイン
○Premiere Pro CC 2018:複数のプロジェクトを同時に開く
○Premiere Pro CC 2018:スマホで撮ったビデオ(VFRビデオ)のサポート
○Premiere Pro CC 2018:自動ダッキング
○Premiere Pro CC 2018:比較表示と自動カラーマッチング
○Premiere Pro CC 2018:自動ラウドネス
○Premiere Pro CC 2019:ベクトルモーションコントロール
○Premiere Pro CC 2019:新しくなったアピアランス
○Premiere Pro CC 2019:ガイド
○Premiere Pro CC 2019:マスクトラッキングの高速化
○Premiere Pro CC 2019:クロマノイズ除去
○Premiere Pro CC 2019:フリーフォーム表示
○Premiere Pro 2020:オートリフレーム
○Premiere Pro 2020:20000%のタイムリマップ
○Premiere Pro 2020:プロダクション
○Premiere Pro 2020:アンカーポイント操作
○Premiere Pro 2020:シーン編集の自動検出
○Premiere Pro Beta版:読み込み・書き出しワークフロー
○Premiere Pro 2021:音声テキスト変換
○Premiere Pro 2021:レガシータイトルのアップグレード
○Premiere Pro Beta版:シーケンスを簡易化