読みやすい文字の組み方(このページはなぜ読みやすいのか?)
IllustratorとInDesignを使った、
読みやすい文字の組み方(このページはなぜ読みやすいのか?)
この講習では、Adobe Illustrator、Adobe InDesignを使って、文字に関する以下のことを学習します。文字の単位、空きの単位、文字の種類、記号や約物、禁則、段組禁則、文字組ルール(使い方)、文字組ルール(空け方)、文字詰め、行間・段間の取り方、かなの活用方法、和文と欧文の組み合わせ、縦組、書体の選び方、ルビ、校正、フォントフォーマットについて、フォントのインストール先、Adobe Creative Suiteのテキストエンジン、合成フォント、レガシーテキスト、FLASHテキスト、等。文字に関する総合的な力をつけ、「決められた紙面にどのように文字を配置するか?」について、また、IllustratorやInDesign上でのテキストはどのようなシステムで割り当てられるか、を理解し、読みやすく、美しい文字組版ができるようになるトレーニングです。
受講のメリット
- 少人数制クラスによる、ハンズオンセミナーなので、大人数で受講するよりもより理解度を深めることができます。
- 教材費も込みでお得です。
- 講師は、Adobe 認定エキスパート。より詳しい技術の習得が可能です。
期待される効果
- アプリケーションに依存しない、文字の組み方や空きのとり方を習得し、読みやすい文字を組むことができるようになります。
- フォントフォーマット(OCF・CID・New-CID、Opentype、TrueType)の違いや特徴、使ってはいけないフォーマット、MacとWinでの違いを習得できます。
- Illustratorで外字を作成し、InDesignで活用する方法を習得できます。
- ひらがなと漢字の関係について理解することができます。文字は、ただ入力すればよい、というわけではないことがわかります。
- 各約物の読み方、意味、使い方など、約物に関する相当の知識が習得できます。
- Adobe Creative Suite共通のテキストエンジンについて学習することができます。CS以前のテキストエンジンとの違いや、文字が崩れたときの対処方なども理解できます。
教材
主教材:オリジナルテキスト
※主教材の代金は受講料に含まれております。
持ち物
- 受講票
- 筆記用具
※データの持ち帰りはできません
使用アプリケーション
- Adobe Illustrator CS6(Adobe Creative Cloud)
- Adobe InDesign CS6(Adobe Creative Cloud)
使用端末
Macintosh(MacPro 2.66GHz Quad-Core Intel Xeon 4GBメモリ・600GBHD)
カリキュラム
デザインルール
- 自分の目を信じる
- 自分にしかできないことはやらない
- アナログ・デジタルを問わない普遍的なルール
文字を取り巻く単位
- 文字の単位
- 空きの単位
文字の種類
- ひらがなの種類
- カタカナの種類
- 漢字の種類
- 数字の種類
- 字体・字形・字種・字義・書体の違い
約物
- 区切り記号
- 括弧類
- つなぎ記号
- 発音記号
- しるし、その他
文字組版
- 読みやすい文字はどうやって作るのか?
- 可読性を高める文字詰め
- 均等詰めと調整詰め
- フレーム計算
かなの活用
- かなの役割
- 書体の選び方
和文欧文の組み合わせ
- 和文欧文の距離
- 合成フォント
- 和欧混植
縦組
- 英数字の組み方
- 縦組み用ひらがな
- カタカナに開く
書体の選び方
- 明朝の選び方
- ゴシックの選び方
ルビ
- ルビの種類と名称
- 1−2−1ルール
- ルビの振り方
校正
- 校正の流れと用語の理解
- 校正記号
- ベリファイ入力
フォントフォーマットについて
- OCF
- CID
- New-CID
- Opentype
- Truetype
- Type1
- Type3
フォントのインストール先
- Mac OS 9
- Mac OS X
- Windows
Adobe Illustratorでのテキスト編集
- 文字入力と選択
- 字間調整(文字詰め・カーニング・トラッキングの違い)
- 配置
- 行送り
- 段落スタイル
- Opentypeパネル
- FLASHテキスト
- 字形パネル
- 文字の変形
Adobe InDesignでのテキスト編集
- フレームグリッドとプレーンテキストフレーム
- フレームグリッド設定とテキストフレーム設定
- 文字パネルと段落パネル
レガシーテキスト
- テキストの更新
- レガシーテキストのコピーを保持する
他
講師
伊藤 和博
株式会社イマジカデジタルスケープ トレーニングチームディレクター
講師歴20年。講座開発数100以上。 総合商社のスクールでMac/Winを使ったDTP/Webトレーニングスクールの業務全般を担当。 大手PCメーカー、プリンターメーカー、化粧品メーカー、大手印刷会社、大手広告代理店、新聞社、大手玩具メーカー、大学、官公庁、団体などに向けたトレーニングなど幅広い企業の人材育成に携わる。 現在は、イマジカデジタルスケープにてAdobeCCを中心としたトレーニングの企画、講師を務める。Adobe認定エキスパート、JAGAT認定DTPエキスパート、アップルコンピュータ認定技術者、CIW JavaScript Specialist、CIW Web Design Specialist。
受講者へのメッセージ
このトレーニングでは、アプリケーションにとらわれない文字の知識習得が可能です。
文字の組み方を学習すると、アプリケーションが違っても、きれいな文字組版を行うことができます。
例えば、
行を詰める際に 「、」と「。」のそれぞれに空きがある場合、どちらを詰めるか?
1行の中に、アルファベット、漢字、ひらがななどが混在する場合、まずどの部分から詰めていくか?
というようなことを学習します。
この他、約物の使い方、名称、意味や、ルビ、かなの活用などを習得します。
文字組版を行うにあたって、IllustratorとInDesignを使用しますが、これらのアプリケーションは同じテキストエンジンを搭載しているため、いずれかのオペレーションを習得すると、両方のアプリケーションで同じ操作が可能です。このトレーニングでぜひ文字に関する理解度を深め、アプリケーションに依存しない知識を習得してください。
オススメする対象者
- アプリケーションに依存しない、文字の組み方や空きのとり方など、文字の扱い方全般を学習したい方
- なんとなく均等配置で行頭行末揃えはできるが、きちんとした文字組みを覚え、あらゆるテキストをきれいに配置する方法を習得したい方
お申込み
この講座は、株式会社イマジカデジタルスケープが実施します。
お申込みや詳細の確認は下記URLから行って下さい。
http://training.dsp.co.jp/shopdetail/009000000019/