読みやすい文字の組み方(このページはなぜ読みやすいのか?)


イベント詳細

このイベントは23 7月 2019に終了しました


IllustratorとInDesignを使った、
読みやすい文字の組み方(このページはなぜ読みやすいのか?)

この講習では、Adobe Illustrator、Adobe InDesignを使って、文字に関する以下のことを学習します。文字の単位、空きの単位、文字の種類、記号や約物、禁則、段組禁則、文字組ルール(使い方)、文字組ルール(空け方)、文字詰め、行間・段間の取り方、かなの活用方法、和文と欧文の組み合わせ、縦組、書体の選び方、ルビ、校正、フォントフォーマットについて、フォントのインストール先、Adobe Creative Suiteのテキストエンジン、合成フォント、レガシーテキスト、FLASHテキスト、等。文字に関する総合的な力をつけ、「決められた紙面にどのように文字を配置するか?」について、また、IllustratorやInDesign上でのテキストはどのようなシステムで割り当てられるか、を理解し、読みやすく、美しい文字組版ができるようになるトレーニングです。

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受講のメリット

  • 少人数制クラスによる、ハンズオンセミナーなので、大人数で受講するよりもより理解度を深めることができます。
  • 教材費も込みでお得です。
  • 講師は、Adobe 認定エキスパート。より詳しい技術の習得が可能です。

期待される効果

  • アプリケーションに依存しない、文字の組み方や空きのとり方を習得し、読みやすい文字を組むことができるようになります。
  • フォントフォーマット(OCF・CID・New-CID、Opentype、TrueType)の違いや特徴、使ってはいけないフォーマット、MacとWinでの違いを習得できます。
  • Illustratorで外字を作成し、InDesignで活用する方法を習得できます。
  • ひらがなと漢字の関係について理解することができます。文字は、ただ入力すればよい、というわけではないことがわかります。
  • 各約物の読み方、意味、使い方など、約物に関する相当の知識が習得できます。
  • Adobe Creative Suite共通のテキストエンジンについて学習することができます。CS以前のテキストエンジンとの違いや、文字が崩れたときの対処方なども理解できます。

教材

主教材:オリジナルテキスト
※主教材の代金は受講料に含まれております。

持ち物

  • 受講票
  • 筆記用具

※データの持ち帰りはできません

使用アプリケーション

  • Adobe Illustrator CS6(Adobe Creative Cloud)
  • Adobe InDesign CS6(Adobe Creative Cloud)

使用端末

Macintosh(MacPro 2.66GHz Quad-Core Intel Xeon 4GBメモリ・600GBHD)

カリキュラム

デザインルール

  • 自分の目を信じる
  • 自分にしかできないことはやらない
  • アナログ・デジタルを問わない普遍的なルール

文字を取り巻く単位

  • 文字の単位
  • 空きの単位

文字の種類

  • ひらがなの種類
  • カタカナの種類
  • 漢字の種類
  • 数字の種類
  • 字体・字形・字種・字義・書体の違い

約物

  • 区切り記号
  • 括弧類
  • つなぎ記号
  • 発音記号
  • しるし、その他

文字組版

  • 読みやすい文字はどうやって作るのか?
  • 可読性を高める文字詰め
  • 均等詰めと調整詰め
  • フレーム計算

かなの活用

  • かなの役割
  • 書体の選び方

和文欧文の組み合わせ

  • 和文欧文の距離
  • 合成フォント
  • 和欧混植

縦組

  • 英数字の組み方
  • 縦組み用ひらがな
  • カタカナに開く

書体の選び方

  • 明朝の選び方
  • ゴシックの選び方

ルビ

  • ルビの種類と名称
  • 1−2−1ルール
  • ルビの振り方

校正

  • 校正の流れと用語の理解
  • 校正記号
  • ベリファイ入力

フォントフォーマットについて

  • OCF
  • CID
  • New-CID
  • Opentype
  • Truetype
  • Type1
  • Type3

フォントのインストール先

  • Mac OS 9
  • Mac OS X
  • Windows

Adobe Illustratorでのテキスト編集

  • 文字入力と選択
  • 字間調整(文字詰め・カーニング・トラッキングの違い)
  • 配置
  • 行送り
  • 段落スタイル
  • Opentypeパネル
  • FLASHテキスト
  • 字形パネル
  • 文字の変形

Adobe InDesignでのテキスト編集

  • フレームグリッドとプレーンテキストフレーム
  • フレームグリッド設定とテキストフレーム設定
  • 文字パネルと段落パネル

レガシーテキスト

  • テキストの更新
  • レガシーテキストのコピーを保持する

講師

伊藤 和博

株式会社イマジカデジタルスケープ トレーニングチームディレクター

講師歴20年。講座開発数100以上。 総合商社のスクールでMac/Winを使ったDTP/Webトレーニングスクールの業務全般を担当。 大手PCメーカー、プリンターメーカー、化粧品メーカー、大手印刷会社、大手広告代理店、新聞社、大手玩具メーカー、大学、官公庁、団体などに向けたトレーニングなど幅広い企業の人材育成に携わる。 現在は、イマジカデジタルスケープにてAdobeCCを中心としたトレーニングの企画、講師を務める。Adobe認定エキスパート、JAGAT認定DTPエキスパート、アップルコンピュータ認定技術者、CIW JavaScript Specialist、CIW Web Design Specialist。

受講者へのメッセージ

このトレーニングでは、アプリケーションにとらわれない文字の知識習得が可能です。
文字の組み方を学習すると、アプリケーションが違っても、きれいな文字組版を行うことができます。
例えば、
行を詰める際に 「、」と「。」のそれぞれに空きがある場合、どちらを詰めるか?
1行の中に、アルファベット、漢字、ひらがななどが混在する場合、まずどの部分から詰めていくか?
というようなことを学習します。
この他、約物の使い方、名称、意味や、ルビ、かなの活用などを習得します。
文字組版を行うにあたって、IllustratorとInDesignを使用しますが、これらのアプリケーションは同じテキストエンジンを搭載しているため、いずれかのオペレーションを習得すると、両方のアプリケーションで同じ操作が可能です。このトレーニングでぜひ文字に関する理解度を深め、アプリケーションに依存しない知識を習得してください。

オススメする対象者

  • アプリケーションに依存しない、文字の組み方や空きのとり方など、文字の扱い方全般を学習したい方
  • なんとなく均等配置で行頭行末揃えはできるが、きちんとした文字組みを覚え、あらゆるテキストをきれいに配置する方法を習得したい方

お申込み

この講座は、株式会社イマジカデジタルスケープが実施します。
お申込みや詳細の確認は下記URLから行って下さい。
http://training.dsp.co.jp/shopdetail/009000000019/

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